経産省が動いたのは、官民ともにインターネットによる電子的な手続きの導入が進むなか、正しい人名表記を扱う必要に迫られると考えたためだ。法務省が幅広い電子化を目指して04年にまとめた「戸籍統一文字」(5万6040字)をもとに5万8713字のデータベースを作る。世界共通の文字コード体系「ユニコード」に反映させ、あらゆるコンピューターで人名や地名を網羅する狙いだ。
異字体なんか使用禁止にすればいいのに無駄だよねえ…
この試みが上手くいって、異字体5万字がユニコードに追加されたとして、こんな大量のグリフを持つフォントをどうするつもりだろう。MacOSXにインストールされているヒラギノの上位版でも2万字なのだが、フォントメーカーはほとんど使われる事のない5万ものグリフを持つフォントを作るのだろうか?
ま、役所相手に売りつけて儲けられるから作るだろうけど、一般向けのWindowsやMacOSXにデフォルトでインストールされる価格になるとは思えないのだが…。22の渡辺候補から選ぶなんてアホな事はしたくないし、『メールの宛名は戸籍に登録された正しい漢字を使うのがビジネスマナー(キリッ』とかいう自称ビジネスの達人が湧いて出てくるだろうから、ぜひ標準搭載しない方向に進めて欲しいものだな。