世界最強スズメバチ

日本のスズメバチは世界最強の蜂の一種らしいですね。

在来種と生態の似ている外来種や、在来種を捕食する外来種が入ってくると、たいてい外来種の方が強いので在来種はあっという間に駆逐されてしまうそうだ。例えばブラックバスが在来種の魚を駆逐してしまう、といって問題になったりする。どうやら大陸では種間の生存競争が激しいためにより強い種になりやすいらしいのだが、スズメバチとミツバチは違うらしい。

大陸にもスズメバチの近縁種がいるんだけど、日本のスズメバチの方が大きくて強いため、日本に来ても逆に駆逐されてしまうそうだ。

そして外来種であるセイヨウミツバチが在来種のニホンミツバチを駆逐できない理由は、天敵スズメバチに対抗できるかできないかの差らしい。セイヨウミツバチはオオスズメバチに為す術もなく全滅させられるが、ニホンミツバチは最強のスズメバチと生存競争をし続けてきたため、スズメバチを倒す術を身に付けることに成功している。

ニホンミツバチの生存可能な体温の上限は、スズメバチよりちょっとだけ高い。そこで何百匹ものミツバチがスズメバチの周りをダンゴのように取り囲み、おしくらまんじゅうのごとくして体温を上げていき、最終的にスズメバチを熱死させてしまうそうだ。たぶんネットにはその写真か動画があると思う。小さなミツバチが巨大なスズメバチに向かっていく様子は見物なので暇なヒトは探して見てみるといいんじゃない？

日本のミツバチは、自分より強い敵がいるという環境に適応しているのでした。

追記

動画見つけました。