枝葉末節の反応に対してわざわざ追記してくださったので面倒くさいけど責任持って再反論しておくか。しかし、俺はIQは物理量じゃないと言っただけで、IQの定義なんぞ一言も語っていない。だから俺宛の反論じゃないかもしれないけど、ま、いいよね。
http://anond.hatelabo.jp/20070219010722
この記事を見て、IQの定義が何かという枝葉末節に反応している人へ。そういう風に本筋が見えない人は、本当に見下したくなるよ。本文中に「比例尺度」と書いてあるでしょう。
IQとは、知能年齢を生活年齢に対する比率をパーセント表示したものです。少なくとも、障害の有無の判断に従来使われていた方式はそういう定義です。もっとも、生活年齢は18歳前後で打ち止めになるようにしてありますが。
だから、
大人同士ならば、例えばIQが110ある人間は100の人間の1割増の「知能」を持っていることになる。
という記述は誤認でもなんでもありません。一つの見方としては十分あり得ると思います。
だから、それが誤認だっつってんの。それに「一つの見方としては」って何? IQってそんな恣意的な見方ができる量なんだ。へえ〜。
はてブコメントにも書いたけど、IQ100の人間は、ある知能レベルを1としたときに、100という数値で表現可能な知能の「量」を持っているということではない。IQは量を表した数字ではないのだから、IQ110というのは1.1倍の知能を持っているという事にはならない。表現上数値が1.1倍になっているだけで、知能の絶対的な量とは何も関係ないんだ。だから知能「量」とは言われずに知能「指数」と言われる。
で、比例尺度。意味分かってんのかなぁ…。100から見て110は数値が10増えて、値が100から10%変化している。150と160の差は数値上は同じく10アップだけど、6.6%しか値が変化してないわけ。その変化の比率に意味がある場合の尺度を比例尺度という。そんだけ。で、それと「IQとは、知能年齢を生活年齢に対する比率をパーセント表示したものです」が「IQ110は100の知能1割増」という話とどう関係しているのか、凡人の私めには全く理解できませぬ。だって何も関係ないもの。
(書き直し)
他にも枝葉末節にツッコミいれようと思えばいくらでもできるが、本人の言うとおり本筋とは関係ないのでどうでもいい話だ。しかし、あーいう人を小馬鹿にしたアジテーションをするならば、もうすこし正しい知識でモノを書いて欲しいものだ。