ティッシュペーパーのネピアと自然対数の底であるネイピア数には実は関係がある。
ティッシュペーパーのネピアを製造している王子ネピアの社名と製品名はニュージーランドのネーピア市に由来している。そして、このネーピア市という名前は19世紀のイギリス陸軍のネイピア将軍の名に因んで付けれられた。
このチャールズ・ジェームズ・ネイピア将軍、対数の発見者ジョン・ネイピアの子孫というわけ。こうしてネピアとネイピア数が無理矢理繋がるのであった。
ネイピア家はスコットランド、エディンバラの大地主の一族で、ジョン・ネイピアの子、アーチボルドの時代に受爵し貴族となり、アーチボルドは初代ネイピア卿(Load Naiper)となる。以後、一族の当主はネイピア卿の称号を受け継ぎ、現在まで続いている。
まあ、ジョン・ネイピアもまさか500年後に自分の家名が極東の島国の製紙会社の名前になっているとは思いもよらなかったであろうという話でした。