3年ぶりにMacを買い替えた。新しいマシンは13インチ MacBook Pro (mgx92j/A) 。
13インチ Retina MacBook Proのモニタピクセル数は2560 * 1600。標準解像度は1280 x 800。液晶の4pixelで1dotが構成されるイメージだが、もちろん4pixelを一つの固まりとして扱うわけではないので非常になめらかに表示される。
さすがに標準解像度ではデスクトップが窮屈すぎるのだが 1440 x 900 として表示することもできる。画質も良好だ。227ppiのretinaディスプレイでは液晶のpixel数とディスプレイ解像度が一致していなくても全く問題がない。素晴らしいですね。
旧マシンでやったこと
旧マシンはMacBook Air。
iTunesの認証解除
DRM付きiTunes Musicをこのマシンで再生可能にする認証、これを解除する。5台まで認証でき、仮に解除を忘れて手放しても1年に一度だけ一斉解除が可能なので問題はない。ただし5台認証されていないと一斉解除できない。問題はないが手元にないMacが認証済みになっているとちょっと気持ち悪い。
SSH鍵の破棄
SSH鍵は移行せず全て破棄して新しいマシンで作り直す。
- 「確実にゴミ箱を空にする」で完全消去する。
- ターミナルで削除する場合は
srm
コマンドを使うことでデータを上書き削除できる。 - GitHubや各サーバから公開鍵を削除する。
GPG鍵の移行
これは新しいものを作ると色々やっかいなので移行することにした。
- 旧マシンでexport
- 新マシンでimportする。
- import後は忘れずに旧マシンで
srm
。 - importした秘密鍵に信頼性を設定し直す。
AirDropでコピーしてしまったが、可能であれば無線LANではなく2台直結の有線LANで行いたい。
キーチェーン削除
後述のようにSSD Macでは安全なフォーマットオプションが使えないので、念のため確実に消去しておきたい。
キーチェーンのファイルは ~/Library/Keychains にある。これをsrm
した
フォーマット
通常、Macの譲渡、売却に当たっては「データをゼロ消去」または「7 回消去」でHDをフォーマットする。しかしSSD搭載のMacではこのオプションを使用できない。標準的な消去を行えば、SSD からデータを復元することは困難になるとのことなので、Appleを信用して通常のフォーマットを行った。
新マシンでやったこと
TimeMachineからデータを復元
普通はTimeMachineから復元すれば何もせず移行が完了する。以下の手順は必要ない。
今回は新アカウントを作成し、ユーザディレクトリのデータをTimeMachineバックアップから手動でコピーした。理由は特にない。
- ユーザディレクトリのデータ(Pictures/Documents/Desktop/Movies/Music)等をコピー
- Chrome: Googleアカウント経由で復元
- Firefox: ~/Library/Application Support/Firefox/Profiles をコピー
- Firefox Syncという機能があるらしいが自分は使っていない
- Safari: iCloud経由で復元
- Mail: ~/Library/Mail をコピー
- サービス: ~/Library/Services をコピー
- Automatorで作成した右クリック拡張コマンドが入っている
- QuickLook: ~/Library/QuickLook をコピー
- 改造したQuickLookが入っている。ビルド面倒なのでコピー
開発環境を再構築
追記
FileVaultを有効に
ホームディレクトリの暗号化。SSDでは完全フォーマットができないが、暗号化されていれば復元されてもデータを取り出せないので、先のことも考えて暗号化しておくべき。