スティーブ・ジョブズと犬の糞

好きなジョブズの名言を一つ挙げろと言われたら、私は「その醜悪な犬の糞をどけろ!」を選びます。

NeXTのマシンを日本で発表するとき、代理店のキヤノン販売が生け花の大家の先生を呼び、発表ステージに生け花を添えてもらいました。その生け花を見てジョブズが吐き捨てた言葉だそうです。気に入らない奴を見れば即座に「おまえはクビだ」と叫ぶ唯我独尊自己中心ファッキンクソ野郎のイメージ通りのエピソードですね。

しかし、ジョブズのクソですからタダのクソなわけありません。これは余計なもの、要らないものには全てノーというジョブズの流儀なんですよ。不要なものならば、権威だろうが伝統だろうがお構いなしにバッサリ切り捨てるジョブズの美学なのです。

だいたい日本の製品発表会は無駄な飾りがおおいんですよ。あのアンドロイドスマートフォンの醜い新製品発表は何ですか? スマホ持ったコンパニオン侍らせて真ん中にお偉いさんが立っているオッサン臭さが漂う醜い光景。どっかの社長もタダの耄碌スケベジジイにしか見えません。スマートとはほど遠いクソの山です。

ジョブズのプレゼンにコンパニオンなんてものは存在しません。無駄で無意味な上、美しくないのだから当然です。イノベーションだの革新的だの言うのは簡単です。口先だけのイノベーション溢れる昨今ですが、ジョブズを偲んで、まず製品発表会にはコンパニオン、そんなクソのような常識から疑ってみてはいかがでしょうか?