マグニチュード9の超巨大地震は日本で発生するのか?

大地震ランキングを見ると、マグニチュード8.5以上の超巨大地震のほとんどがスマトラ、アラスカ、チリで発生していることが分かります。

このような超巨大地震の原因は、断層が1000kmというような広い範囲で動くことで解放されるエネルギーなので、巨大断層がないと発生しないのでしょう。アラスカにはデナリ断層、スマトラにはスマトラ断層という長さ2000kmを越える大断層帯がありますし、チリにもプレート境界に沿って巨大断層があるらしい。

M9の超巨大地震で恐ろしいのは、断層が広い範囲で動くために広範囲で強い揺れが観測されること。今回のチリ地震では震源から300km以上離れた首都サンティアゴでも震度6近い揺れだったそうだ。日本のように都市が密集していたら…

阪神大震災がこのレベルの地震だったなら、神戸どころか滋賀、岡山あたりまで壊滅していたかもしれません。M9.5なんか来てしまったら日本全土が壊滅しそうです。ちなみにM9.5というのは阪神大震災の8000倍、史上最強の核兵器ツァーリ・ボンバの出力の2500倍のエネルギー。広島・長崎級原爆に換算するとなんと800万倍、怖すぎます。

日本にも中央構造線という大断層帯があるのですが、超巨大地震が発生しないのは、4枚のプレートが押し合いをしており、色んな方向から力がかかるため、エネルギーが溜りきる前に放出されてしまうのでしょう。その代わりに回数が多く、世界の地震の10%が日本近辺で発生しているそうです。しかし、以上は仮説どころか俺の勝手な妄想なので本当にM9クラスの未曾有の大地震が来ないと言えるのか、全く分かりません。