若者はクソ労働環境で一皮むけるべき、らしい

 若年労働者の育成にあたっては、「一皮むける」ことが重要であるとされています。 ストレス耐性を真につけるためには、「甘やかす」のではなく、「仕事をさせる」ことも方法の1つでしょう。

またお得意の「ストレス耐性」が出てきました。これはJob is shitのヒトが切り捨てている日本人のクソ労働メンタリティそのものですね。

 法律を遵守(じゅんしゅ)するという視点からは、36協定の枠内で時間外労働の延長を行い、休日労働を行わせることが、実労働時間に関する使用者の義務となります。これを超える労働は違法とされ、禁止されるべきであるとされます。

これを「甘え」と認識しているのです。休日労働しないとか、過剰な労働から解放されて人間らしい生活を望む事を甘えと言う。狂ってます。

常に仕事優先、給料は我慢料、ストレス耐性wが必須条件、根性と忍耐で心身壊れる限界まで追い込まれて働くような奴隷労働システム、他の国じゃ絶対に成り立たない。黙って受け入れて、ひたすら耐えまくるとか有り得んから。日本のクソ労働環境なんて他の国にそのまま持って行ったら暴動が起きるレベルだぞ、マジで。そして、日系会社もそれをしっかり理解してるから、海外支社ではちゃんと現地の法律を守って、フェアな労働環境を与えてるんだよ。

IT業界では「何日も徹夜してシステムを立ち上げた」なんてヒトはたくさん居ると思いますけど、そんなデスマーチ体験を通して一皮むけたなんて思ってる人、本当にいるんでしょうか? 自分は後から、あんな大変な思いをしても何の得にもならない、ああならないためにはどうすればいいのか?とは思いましたけど、一皮むけるために長時間労働すべき、なんて考えは想像すらできません。デスマが成長に必要などと思ってるのは、むしろ全く成長してない証拠です。同じ失敗を繰り替えし、失敗を失敗と認識しなくなるほどに脳みそが麻痺している人間だけです。

まあ、デスマでない長時間の労働ならば、したいヤツはすれば良いと思うし、自分も夢中になれる仕事があれば休日も関係なくやってると思いますが、それは他人に強制する性質のものではないですね。

追記

元記事はこれのようだ

BizPlus:人事 連載企画:弁護士 丸尾拓養氏「法的視点から考える人事の現場の問題点」第73回「若年労働者の労働時間を抑止すべきなのか」

法的視点から考える?長時間労働で一皮むけるなんて何の根拠もない印象論に基づく幼稚な意見を述べる事を弁護士は法的な視点というのでしょうか?笑わせてくれます。なんとも日経らしいオピニオン記事ですね。