技術と文化

いまさらだが…

「iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表 - ITmedia News

新技術やビジネスが、文化やそれを支えるシステムをき損してはいけない」と訴える。

現実は逆で、文化とやらを支えるシステム(既得権益とも言う)が新技術や新しいビジネスを阻害しているのだ。アメリカに比べて良いネットワーク環境がそろっているにもかかわらず、その上のサービスが発展しないのは誰のせいだと思っているのか?

本家iTunes Storeではムービーレンタルサービスが始まるそうだが、日本で同様のサービスが開始されるのはいつだろう? 一体アメリカにどれだけ遅れてるのだろう。彼らのような声の大きな人たちが幅を利かせている限りアメリカに先んじて新しいサービスが生まれる事は決して無いのだろう。

そもそも文化とは、その同時代に生きる全ての人間が担うものだ。自分たちだけが文化の守護者であるかのような発言は思い上がりも甚だしい。