捕鯨は間引きのため?

http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20070211/p1#c
まだ間引き捕鯨論が生きていたとは。

http://www.sof.or.jp/ocean/newsletter/005/a02.php
鯨の生態も分かってないのに何で鯨の海洋生物資源の捕食量が推測できるのか、とても不思議。どんなデータに基づいて算出しているのかとても興味があります。これと正反対の結果を反捕鯨国が出しているのだが、どっちの数字も自分たちに都合の良い仮定に基づいた「推測」で信憑性は皆無だ。こんな値はサイエンスじゃない。

鯨は知性のある動物だからといって捕鯨に反対するのは、人間のエゴで思い上がりだが、間引き捕鯨もまた、自然を管理するという人間の思い上がりだ。「米国や豪州が増加しすぎたシカやカンガルーを年間数百万頭も間引き」っつーのは生態系上位種を人間が絶滅させたおかげで生態系バランスが崩れて鹿が増えまくったというのが原因。浅はかな考えで生態系を弄った結果で、捕鯨推進を主張するには適切な例とは言えない。

自分自身は捕鯨に関してはどうでもいいという立場だが、政治的な主張において不確定要素が多い状態で計算された数値に頼ると、前提に問題があった場合に自分たちの首を絞めることにも成りかねない。科学者は理論の間違いを訂正すればいいだけの話だが、主義主張はそうもいくまい。

ま、鯨はどうでもいいけど、鮪が食えなくなるのは嫌だなぁ〜丶(´ー`)丿