「AはBである」は「AでなければBではない」ではない、ということを理解できないニンゲンが少なからずいるんですよ。

そういうニンゲンは「夜間は注意して運転しなければならない」と言われると「昼間は注意しなくていい」と本気で考えるのです。そして、そのような相手に交通安全を叩き込むためには「昼間も注意しなければならないので❌」という正解になってしまうのです。

そして、この問題を理不尽だと思うニンゲンは、論理的には間違っていると分かった上で「正解」を選べる知能を持っている層、警察から見れば大丈夫な層なので、自分は大丈夫な側のニンゲンだと自信を持って空気を読んで淡々とテストを受ければ良いのです。

これはエンジニアを博士に置き換えても成立するなぁと思った。

Twitterを見ていると「日本企業は博士を雇わないからダメだ、博士の価値をわからない経営者しかいないからダメだ」と言ってる人は多いんですが、アメリカでは博士の価値をわかっている博士持ちが自ら起業するから博士が高給で雇われる土台が出来上がるんですよねぇ。中国も同じ。

しかし、日本でITエンジニアや研究者が投資を得て起業できるかと言われると非常に難しいでしょう。それでもやろうというなら借金を背負うしかないので失敗したら再起不能。起業がリスクテイクではなくギャンブルになってしまっている。これでは起業しようという人間はなかなか出てこないだろう

起業文化の有無、起業を支える環境の有無という所から修正しないとダメなのでしょうね。