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Web業界は衰退しました

Web業界とやらに思うこと

SI業界で10年前に言われていたような事が、今度はWeb業界で言われているんですね。なるほど、こんな話題が出てくるほどWeb業界は落ちぶれてオワコンというわけだ。まぁ、Web系にいた知り合いも今やみんなソシャゲ作ってるし、最初にWeb界隈で一儲けした連中は5年以上前にオサラバしてるし、そんなもんか。

ただねぇ、Web業界が縮小してるのはコミュニケーションとか技術とか、そういう細かい話じゃなくて、Web制作業というビジネスモデルが寿命を迎えただけだと思うけどね。

かつてSI業界は、非コミュな技術オタクのオレオレ技術者を追い出して、顧客とのコミュニケーションを重視し、ソリューションという名の提案を必死に行った。それにも関わらず衰退した。何故か。丸投げスキルだけが上達して技術が空洞化したから?違うね。コミュニケーション偏重と技術軽視が衰退の原因ではない。SIerは顧客の期待に応じることができなかったからだ。

クライアントがSIに期待したものは何か。自社のビジネスの革新・業務の改善だ。しかし、そんな事は所詮アウトソース先にすぎないSIerに期待することではないのだ。いくら業務知識を身に付けたところで部外者にできることではないのだ。できない事を求められ、答えられなかった。だからSI業は衰退したんだよ。

Web業界も同じだよ。Webで自社のビジネスをいかに広げるか変えられるか。そんなことはWeb制作屋に聞くことじゃないし、答えられるものでもない。自社のビジネスを変えられるのは自社だけなのだ。ところが多くの企業はWebを自社ビジネスに生かすことができず、Webサイトはコストセンターと成り下がった。こうしてサイト制作の需要は減り、Webデザイナーも不要になった。技術重視・コミュニケーション軽視なんていう個別の事情は全く関係ないんだよ。

ま、とはいえ、俺もまだWebには未来があるとは思ってる。しかし、HTML5の仕様を見りゃ分かるけど、アレってWebをプラットフォームとしてアプリを作るためのAPIだからね。今後もWebの世界で食っていきたいなら、プラットフォーム化するWebで何ができるか考えておかないとダメだろうな。