久夛良木先生渾身のエンターテインメントスーパーコンピュータも監督を満足させるには至らなかったようで、性能が足りなくてやりたい事の1/10 もできないらしい。まあ、小島監督作品はまだまだ続くよフラグだと思えばいいんじゃない。もう十分満足したからゲーム作りませんとか言い出すより全然良い。監督の飽くなき上昇志向でユーザが楽しめるなら文句ないよ。
久夛良木先生は、明確なビジョンを持ったリーダーとしてジョブズと並べ賞される事があるけど、決定的な違いがある。
PS3の久夛良木ちゃんの場合、PS3という箱を作っただけでユーザが遊べるものを何も作ってないのよね。だからPS3はスゴイスゴイといわれていたけど何が凄いのかさっぱり分からなかった。CPUがスゴイらしいが、だから何なのかさっぱり見えてこなかった。重要なのはどんなゲームを提供できるのか、大切なのはソフトウェアだってそんなこと前世紀からわかってたことなのにな。
一方のジョブズはユーザが手に取って使えるモノを作ってから、これはこんなに凄いんだぞと必殺の現実歪曲フィールドを発動するんだよ。この製品はすっげえぜ、おまいらのライフスタイルを革命してやるぜ、という言葉と同時に、そのモノとその具体的な使い方までも一緒にユーザに提示してる。だから似てるようでも全然違う。説得力が全然違う。ビジョンをリアライズする根拠があってこそ現実歪曲フィールドは無敵のパワーを発揮するんだ。
歪んだ現実の先が空虚じゃ意味がないのよ
