最終戦争くじら

捕鯨反対に反対している人たちは鯨肉を食べた事があるんですかね。鯨の肉って結構ダブ付いているらしいですよ。わたしは食った事ありますが、正直あまり美味いものじゃありません。同じ値段ならマグロや牛肉の方が良いです。戦後の捕鯨はもともとGHQの指示で開始されたもので、鯨は豚や牛の代わりのようなものだったらしい。牛肉や豚肉などの食料援助を減らし、日本人自身に食料を確保させるための政策だったとかいう話だが、本当かどうかは知らない。

「わたしは日本人を心から尊敬しているが、」とか前置きをする辺りにグリーンピース的なニオイを感じる。奴らはテロリストと思われている節があるようだが、連中の本領はこーいうキャンペーンの展開である。そういう温いやり方に反発してポール・ワトソングリーンピースを脱退してシーシェパードを作ったんだよという話は置いといて…

「権利や愛が与えられてしかるべき」という主張は日本人には奇異に感じられる。もはや野生生物の保護などというレベルを超えている発想だ。しかし、彼らが何故ここまでの鯨という存在に入れ込めるのかという論点は興味深い。たとえば

とても面白い。

何が彼らを駆り立てるのか分からんという点では、商業捕鯨を推進したい立場の日本政府も同じ。鯨の肉はあまり売れておらず、外国との摩擦の原因になるだけでメリットの少ない捕鯨に固執する本当の理由、という話題もなかなか面白そうだ。あるのかどうかもアヤシイ食文化を守るため、などというくだらない理由で省庁が動くわけない。本当の理由は別のところにある。

前者はキリスト教的な文化背景、後者は水産庁による権益の確保で説明できるんじゃないかなぁ〜、と考えている。