そもそもリサイクルの目的って何?

リサイクルした方が安かったらメーカは黙ってリサイクルしている。現状ではどう考えても効率がいいわけがないし、要らんエネルギーも使う。

そもそもリサイクルは、資源確保の争いが二度の世界大戦に結びついたという反省に端を発し、リデュースやリユースといった考え方と共に大量消費、大量廃棄に対するアンチテーゼとして生まれた。だから大量消費、大量廃棄によってコストを削減し、生産を効率化しているモデルの中で効率を比較したら経済的には勝ち目がないだろう。リサイクルは効率化による環境負荷低減を目的としているのではなく、大量消費・大量廃棄を止めることで、長期的に見た資源消費の絶対量を減らし、環境への負荷を低減する事を目的としている。もちろんリサイクルがシステム化されればコストは下がっていくだろう。

環境負荷の計算は難しい問題なのだが、

乱暴な言い方をすれば、モノの値段は作るときの材料と燃料に比例するから、お金がかかるものほど環境にやさしくない。安く作れてよく燃えるモノのほうが、環境にやさしい。
だから、「太陽電池はコストが問題」というのは、作るのに省エネ分以上のエネルギーが必要ということをあらわしてたりする。
きしだのはてな

原価が材料と燃料に比例するのは間違いないが、価格は需給バランスで決まるものであって環境負荷とは関係ない。安いものは環境に優しいとも、高いものが環境に優しくないともいえない。