デブサミ

Shibuya.pmid:amachangJavaScriptも聞いてきたが、既にネット各所でレポートが上がっているので、ここで書く必要あるまい。

最近、偉大なるJavaの父ジェームズ・ゴスリンは、J2EEなんかウンコだぜと、エンタープライズ糞宣言をし、組み込み系Javaにご執心らしい。ま、どっから見てもエンタープライジーなスーツ族と仲の良さそうな顔はしてないわな、ゴスリン。というかそもそもJavaは組み込み用途を意識して作成された言語であって、作者としては当初の目論見を達成したいという事なのだろう。

ということで、Web世界とは全然と関係ないJava Real-Time System(Java RTS)の話を聞いてみた。RTSを使って、落ちるリンゴを射ぬくデモとか。やっぱ組み込み系はモノが動くからオモシロイ。

リアルタイムJavaといっても基本は難しいことはなくて、リアルタイム処理が必要なスレッドでは、Threadクラスの代わりにRealtimeThreadクラスを使うだけでいいらしい。

RTSには低優先度のスレッドがリソース占有し、優先順位が低いためになかなかリソース開放されずに、かえって優先順位の高いスレッドを待たせてしまう優先度逆転問題というのがあるそうだ。その問題に対応するための優先度継承といった仕組みなどは組み込み世界では超基本なのだろう。しかし、Webアプリ世界では知らないような話題を聴くのもなかなか楽しい。

http://www.onjava.com/pub/a/onjava/2006/05/10/real-time-java-introduction.html?page=last

そういえば、この前の火星探査機も組み込みのリアルタイムJavaで制御されていたな