間引き論は眉唾か?

続き
http://d.hatena.ne.jp/paulownia/20070212/1171279580

生態系が機能していれば、増えすぎた鯨は勝手に減っていくので間引きは必要ありません。

鹿やカンガルーのケースでは、狼やディンゴといった食物連鎖の頂点に位置する捕食者が絶滅し、生態系が完全に破壊されています。このため間引きというヒトによる管理が必要になっていますが、それを海洋生態系に適用してよいかどうかは疑問が残ります。間引きが必要な程に生態系が破壊されている事を裏付けるデータはありません。

生態系バランスを壊さない程度の捕鯨であれば何も問題ありません。しかし、それがどの程度かも分かっていません。だから、その水準を正確に見積もるために日本では調査捕鯨の必要性を説いているのです(もっとも、本音は…?と思いますが)。まして間引きが必要だ、という結論が出ようもありません。