まるくして考える

日能研の広告「しかくいあたまをまるくする」は電車の中で暇つぶしにちょうどいいのだが、最近通勤電車が変わって見かけなくなってしまった。先日遊びに行った京都の地下鉄内で見かけたので、ちょいとやってみた。

こんな問題

1, 3, x, 9の4つの数字から1つずつ、3つ選んで3桁の数値を作ります。すると24種類の数字が作れます。それら24種類の数字を全部足して平均値を取ると555になります。さてxはいくつですか。

これはそんなに難しくないですね。こーいう問題は方程式作ってしまえば力押しで解けますが、それは小学生の問題ではないし大人気ないというもの。あたまをまるくして解くべし。平均値が555。全部同じ数字であることに注目すればカラクリに気づくと思う。

この問題もそうだけど、「しかくいあたまをまるくする」の算数は、あまり計算力は必要なく、考える力、柔軟な発想、論理的思考能力の方が重要な感じ。小学生の算数は基礎的な計算力を身に付けるもののはずなんだけど、求めているレベルは明らかにそれ以上の水準のように見える。でも実際、論理的な推論力や知識面で平均的な高校生レベルを上回っているスーパー小学生っているんだよねえ…。

まあ、特に意味も結論も無いんだけど、小学生の中の人も大変だな、と思っただけ。